福井県

 第三セクター「ハピラインふくい」は3月15日のダイヤ改定で、日中の敦賀―福井間の普通列車を増発すると発表した。JR特急「サンダーバード」「しらさぎ」などとの接続を改善するという。

 同社によると、昨年3月の開業から11月までの利用は、目標(1日平均2万人)を上回る2万2千人。敦賀―福井間の利用が想定より多く、関西・中京方面との往来に使われているという。

 ダイヤ改定では、敦賀での乗り換えの利便性向上を狙う。福井発で武生止まりだった列車を敦賀まで延ばし、午前9時~午後4時台の敦賀―福井間を上下各6本増やして1時間に各2本(一部時間を除く)にするという。

 改定により、サンダーバードと20分以内に乗り換え可能な列車は上下合わせて23本(9本増)になる。しらさぎでは10本(2本増)で、30分以内を含めると14本(6本増)になる。JR北陸線、湖西線、小浜線との接続も改善するという。

 朝の通勤・通学時間帯では、関西方面から敦賀に最初に到着するサンダーバードからハピラインの福井行き快速を接続させる。福井で乗り換えが必要だった敦賀―芦原温泉・金沢間の一部列車も直通運転にするという。

 帰宅ラッシュの混雑解消のため、午後5時台後半に福井を出る敦賀行き普通列車を2両増結して4両編成にするとしている。詳しいダイヤは1月下旬に同社のホームページに掲載する予定。

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