
中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)が5日、開幕する。トランプ米大統領は第1次政権から対中抑止策を打ち出したが、中国はハイテク産業の育成を進めてきた。米中がしのぎを削る科学技術分野をめぐり、習近平指導部が全人代でどのような方向性を示すのかも注目点のひとつだ。
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旧暦の大みそかに当たる1月28日、中国版紅白歌合戦ともいわれる中国国営中央テレビの番組で、16台の人型ロボットがダンサーとともに一糸乱れぬ民俗舞踊を約3分間にわたって披露した。
開発したのは国内外で注目される新興企業、宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)。番組に登場したのは2023年のモデルだが、昨年5月発表の最新モデル「G1」は、坂道や凹凸のある道を難なく歩き、人に押されてもバランスを保つ。さらに1万6千ドル(約240万円)からという二足歩行の人型ロボットとしては破格の安さも関心を集めた。
2月中旬、習近平国家主席が…