パレスチナ自治区ガザとイスラエルの境界付近で2024年10月15日、活動しているイスラエル軍の戦車=ロイター

 イスラエル首相府は19日、北部カイサリアにあるネタニヤフ首相の自宅に向けてレバノンからドローン(無人機)が発射され、付近の住宅地に着弾したと発表した。首相や家族は不在で、負傷者はいないという。

 首相府の発表によると、発射されたドローン3機のうち2機を迎撃したが、残る1機が着弾した。付近で警報が鳴ることもなかった。イスラエル軍は声明で、詳細は調査中と説明している。イスラエルと対立するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは、この攻撃に関与したかどうか明らかにしていない。

 イスラエル軍はレバノンへの地上侵攻を進め、17日には、イスラム組織ハマスの最高幹部シンワル政治局長の殺害を発表したばかりだ。米紙ニューヨーク・タイムズは18日、解剖を監督した医師の話として、シンワル氏の死因が頭部への銃撃だったと報じた。イスラエル軍は17日、ドローンから撮影したシンワル氏だとする画像を公開しているが、この姿がとらえられた後、シンワル氏は頭部を撃たれたという。

 シンワル氏を殺害した後も…

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