ニシキゴイ=2020年2月19日、新潟県小千谷市

 中国向けの観賞用ニシキゴイの輸出について、中国側が受け入れを再開する方針であることが、関係者への取材で分かった。昨年11月から中国側が輸出に必要な許可を更新せず、1年近く停止していた。

 今月中旬、中国税関当局のホームページ上に、中国向けの輸出を認める登録養殖施設として、新潟県の4カ所、福岡県と広島県の各1カ所の計6カ所が載った。今後、検疫などの手続きを経て、輸出が再開される見込みだという。

 ニシキゴイの対中輸出をめぐっては、昨年10月末に輸出に必要な中国当局の許可が失効したまま、更新されない状況が続いていた。関係者によると、日本側は受け入れ再開を求めて協議を続けてきたという。

 日本のニシキゴイは中国をはじめ海外で人気がある。2022年の輸出額は63億円に上り、中国向けは12億円を占めた。

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