消しゴム版画家でコラムニストの故・ナンシー関さんの作品を後世に残そうと、親交のあった人たちが実行委員会を立ち上げ、クラウドファンディング(CF)で費用を募っている。消しゴムの原版5147点が残されているが、化学変化による劣化が進んでいるため、3Dスキャンをしてデジタルデータとして保存し、オンラインで公開する計画だ。
ナンシー関さんは1980年代に活動を開始。鋭い観察眼にユーモアを交えて、テレビで活躍する芸能人らの肖像を消しゴムに彫り、コラムと共に様々な雑誌に連載して人気を集めた。2002年に39歳で急逝した。
ひび割れた原版も
実行委によると、原版は制作…