高出力マイクロ波システムのイメージ=防衛装備庁提供

 飛来する敵のドローンに「高出力マイクロ波」を照射し、故障させるシステムの実用化を図るため、日米両政府は16日、共同開発を進めることで合意した。防衛省によると、共同研究の期間は2030年度まで。米国内で共同試験を行い、両国でデータを共有する。

 このシステムは、強力なマイクロ波を敵のドローンなどに照射し、誤作動を起こさせたり電子回路を焼き切ったりすることで無力化させる。弾数の制約がなく、低コストなことなどから、防衛省は将来の「ゲームチェンジャー」になり得ると位置づける。

 政府が22年末に策定した「…

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