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2024年11月14日、自爆攻撃型無人機の性能試験を視察する金正恩総書記(左)。朝鮮中央通信が配信した=朝鮮通信

 韓国の情報機関・国家情報院は5日、ウクライナ侵攻を続けるロシアに派遣されている北朝鮮兵士らが、ロシアから無人機(ドローン)の操縦法や戦術を伝授されている状況があるとし、「双方の無人機分野での協力の可能性を注視している」と明らかにした。

 聯合ニュースは、ロシアに派遣された北朝鮮兵らが当初はウクライナ軍との戦闘で無人機に苦戦したが、犠牲を払いながら技術を身につけたとみられ、今後、韓国にとって大きな脅威になる可能性があるとの懸念も出ていると報じた。

 北朝鮮は無人機の開発にも力を入れており、昨年11月には金正恩(キムジョンウン)総書記が自爆攻撃型無人機の性能試験を視察したと、朝鮮中央通信が報じた。金氏はその際に「世界で無人機を軍事力の主要手段として利用する競争が加速している」とし、「一日も早く生産体系を構築し、本格的な量産に入る」と強調したという。

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