パドレスとの開幕戦で八回に適時打を放つドジャースの大谷翔平=3月20日、韓国・ソウルの高尺スカイドーム、柴田悠貴撮影

 大谷翔平と山本由伸が所属し、大リーグのナ・リーグ西地区で首位を走るドジャースは、24日(日本時間25日)から本拠でパドレス3連戦を迎える。ダルビッシュ有、松井裕樹が在籍する同地区の2位チーム。ドジャースは2勝した時点で3年連続の地区優勝が決まる。

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 3月20、21日に韓国であった開幕戦は1勝1敗だったが、ここまでは3勝7敗と負け越している。9月は23日までに13勝5敗、18日のアストロズ戦から4連勝という相手の勢いを、ロバーツ監督は「気にしている。気にしているよ」と言う。

 今季対戦した10試合でドジャースは打率2割を切る。鍵になるのは「1番・指名打者」に定着する大谷だろう。対パドレスは9試合で9安打、4打点、1本塁打とおとなしめだが、16~22日に6本塁打を含む16安打、17打点、7盗塁で週間MVPに選ばれるなど手のつけられない状態だ。

 前人未到の50本塁打、50盗塁、「50―50」を記録し、チームの12年連続のプレーオフ(PO)進出も決まった19日のマーリンズ戦後には「(POに)首位で行けるかどうか。そこに向けて、みんなで」と語っていた。

 パドレス相手に防御率4・62の投手陣も踏ん張りたい。カード頭からナック、フラーティ、ビューラーの右腕3人に先発を託す。

 3ゲーム差を追い、なりふり構わず向かってくるだろうパドレスを振り切れるか。ここが正念場だ。(ロサンゼルス=高橋健人)

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