ドイツ連邦議会は16日、政権の連立崩壊を受けてショルツ首相が求めた信任投票を行い、反対多数で否決した。不信任となったショルツ首相は、シュタインマイヤー大統領に議会の解散を提案。今後、大統領によって議会が解散され、来年2月23日に総選挙が行われる見通し。
- 消えゆくドイツの寛容さ 難民政策でウクライナ避難者にも不満の矛先
選挙戦では、低迷する経済の再建や移民・難民政策、ロシアのウクライナ侵攻への対応などが主な争点になる。
ドイツの首相の信任投票が否決されるのは2005年のシュレーダー元首相以来、19年ぶりとなった。16日の投票は賛成207、反対394、棄権116。可決には議会(定数733)の過半数の賛成が必要だったが、届かなかった。
社会民主党(SPD)を率い…