女性宅に侵入し盗撮したとして逮捕・起訴されたTBSホールディングス子会社の男について、警視庁は、女性宅の玄関ドアポストにスマートフォンを差し込んで裸を盗撮したとして、性的姿態撮影等処罰法違反容疑で追送検した。捜査関係者への取材で分かった。送検は12日付で、容疑を認めているという。

 男のスマホからは30人ほどを撮影した動画が約500件見つかっているといい、同庁は任意捜査に切り替えて引き続き捜査している。

ドアポストにスマホ差し入れ

 送検されたのは「TBSアクト」社員の下浦巧容疑者(31)。6月、東京都世田谷区のアパートで複数回にわたり、玄関のドアポストに自撮り棒に付けたスマホを差し込み、住人の10~20代の複数の女性の裸を撮影した疑いがある。

専門家が語る対策は

 下浦容疑者は20代の女性宅に侵入し、女性の下着をスマホで撮影したとして同容疑などで11月に逮捕され、その後起訴された。今月5日にも、窓からスマホを差し込んで盗撮したとして同容疑で追送検されている。

 郵便物などの投入口として備わっているドアポスト。ドアの内側に届く構造で、郵便受けのスペースを確保する必要がなく、アパートなどの集合住宅を中心に設置されている。部屋と直接つながっているため、今回の盗撮事件のようにプライバシーや防犯の面で課題もある。

■盗撮の危険性…

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