
トランプ米大統領は4日、カナダとメキシコを対象とした25%関税を発動した。両国は反発し、カナダは米国に対して即座に報復関税を課したほか、メキシコも近く報復関税について発表する方針。関税の応酬が長引けば経済への負の影響は大きく、いつまで続くかが注目されている。
カナダのトルドー首相は4日の記者会見で、「自国と自国民の生活が危機にさらされている。戦いから身を引くつもりはない」と話し、米国に報復関税を課し始めたと明らかにした。4日から300億カナダドル(約3.1兆円)分の米国製品に25%関税を課し、21日後に1250億カナダドル分を追加する予定だ。トルドー氏は「米国の関税が撤廃されるまで、私たちの関税も維持される」とした。
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