トランプ次期米大統領が、経済分野の主要人事を続々と固めている。自らが掲げる「米国第一主義」に賛成し、忠誠心のあつい人物が並ぶが、労働組合寄りの人物を起用する「サプライズ」もあった。残る注目ポストは、看板の高関税政策を担う米通商代表部(USTR)代表だ。

 トランプ氏は22日、政権の優先政策の予算案づくりを担う行政管理予算局(OMB)局長に、ラッセル・ボート氏を充てると発表した。第1次政権でも同じ役職を務め、忠実な働きぶりが評価されたとみられる。

 起業家イーロン・マスク氏率いる「政府効率化省」とともに歳出削減にも取り組む。トランプ氏は声明で「全省にまたがる米国第一の実現に貢献するだろう」とした。

 ロイター通信によると、ボー…

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