米連邦議会議事堂で2025年2月6日、議員らを前に話すトランプ大統領=AP

 第2次トランプ米政権が発足してから初めてとなる、7日の日米首脳会談。トランプ大統領は1期目で、安全保障と通商問題をリンクさせ、日本に圧力をかけてきた。再び日本に対して様々な要求をする可能性が懸念されている。

 「不公平な条約だ。もし日本が攻撃されたら、米国は全力で戦う。もし米国が攻撃されても、日本はそうする必要はない」

 トランプ氏は1期目の2019年6月、訪日時の記者会見で、日米安全保障条約への不満をぶちまけた。日米安保条約第5条は、日本が攻撃を受けた場合に米国が防衛する義務を定めている。トランプ氏には不満を示すことで、安全保障や貿易をめぐる対日交渉を有利に進める狙いがあったとみられている。

 トランプ氏はかねて同盟国に…

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