米大統領選でのトランプ前大統領の勝利を受け、米テック業界からもトランプ氏への祝意が相次いだ。バイデン現政権は独占禁止法訴訟などでIT大手への締めつけを強めてきたが、規制緩和を訴えるトランプ氏の復帰で、路線転換につながるとの見方が広がっている。
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「米国は再び朝を迎えた」。起業家イーロン・マスク氏は6日、米国旗の横で敬礼する自らの画像をXに投稿した。巨額献金などでトランプ氏を全面的に支援してきたマスク氏について、トランプ氏は新政権で要職に起用する方針を示している。マスク氏の宇宙企業スペースXなどは米政府と巨額の契約を結んでおり、実際に起用されれば、利益相反の問題が浮上するのは必至だ。
ほかのIT大手トップも、相次いでトランプ氏への祝意を表明した。
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米グーグルのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)はXの投稿で「我々は米国の技術革新の黄金期におり、彼の政権と協力していく」と言及。米メタ(旧フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグCEOも「我々の国にはすばらしい機会がある。あなたと協力することを楽しみにしている」とコメントした。
米アマゾン創業者のジェフ・…