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トランプ米大統領は9日、米国が輸入する全ての鉄鋼・アルミニウムに25%の関税をかける考えを明らかにした。発動時期は明示しなかった。10日に正式発表するという。
米大統領専用機で移動中、記者団に語った。トランプ氏は第1次政権でも鉄鋼・アルミに高関税をかけた。産業や防衛に欠かせない鉄鋼を、高関税で保護する考えを強調したものだ。
トランプ氏はまた、他国が米国製品にかける関税と同水準の関税を、米国もかけるという「相互関税」について、11日にも詳細を発表する考えを示した。
トランプ氏はすでにカナダ・メキシコからの輸入品に25%の関税をかける大統領令と、中国には10%の関税を上乗せする大統領令に署名している。カナダとメキシコへの関税は発動を3月はじめまで猶予しているが、中国に対しては追加関税をすでに発動。中国側が10日に報復関税を課す方針を表明済みだ。