ウクライナのゼレンスキー大統領にとって、正念場だったトランプ米大統領との会談。そんな場でゼレンスキー氏は、他者からの批判を極端に嫌うトランプ氏の「虎の尾」を踏んだ。もともとゼレンスキー氏をバイデン前政権や民主党の味方だと見ていたトランプ氏は、今回の応酬劇を、自身と「米国第一主義」への批判に決然と立ち向かう指導者として自らをアピールする国内向けの人気取りに活用した。
- トランプ氏、ゼレンスキー氏は「失礼」 テレビカメラ前で批判の応酬
「これは素晴らしいテレビ番組になるだろう」
公開の場で激しい言い合いを10分ほど続けた後、トランプ氏はこう言い放った。その後、週末を過ごすフロリダ州に向けて出発する際には記者団に「彼（ゼレンスキー氏）はすぐにここに戻りたいと言っているが、それはできない」と突き放した。
同じ頃、ホワイトハウスは「…
