5月に米ニューヨーク州で有罪評決を受けたトランプ前大統領が、政敵に対する「報復」を示唆する発言を重ねている。11月の大統領選で当選すれば、その権限を利用してバイデン大統領らの訴追に動くのか、その真意に注目が集まっている。
- 報復の2期目、トランプ氏が描く復権シナリオ 1期目の再現を超えて
トランプ氏は5日、保守系FOXニュースのインタビューで、当選すれば司法機関を使って政敵への報復に動くとの見方が出ていることについて見解を問われた。トランプ氏は「間違っている。それはやめるべきだ」と一度は否定したものの、「この選挙が終わったら、彼らのやったことに基づいて、彼らを追及する権利が私にはある」とも発言。続けて、バイデン氏には犯罪の嫌疑があるとの持論を展開した。
「司法の武器化」を主張
報復の可能性に含みを持たせ…