中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国でのサービスを規制する新法が19日に施行されることをめぐり、トランプ次期米大統領が18日、大統領としての権限でサービス停止を90日間、猶予する可能性が「最も高い」と述べた。米NBCの取材に語った。
NBCによると、トランプ氏は18日の電話取材に対し、「慎重に検討しなければならないが、(猶予することが)適切だ」との認識を示した。「もしそれを決めたら、たぶん月曜日(大統領に就く20日)に発表する」とも語った。ティックトックを運営する中国企業「バイトダンス」側は、法律の施行日の19日にサービスを止めざるを得ないとの見通しを示している。
また、トランプ氏は20日の大統領就任後、直ちに公約に沿った大統領令に署名する方針だ。NBCによると、この大統領令について「記録的な数になる」と述べた。米国に不法入国してきた移民に対する「強制送還」を最優先の政策として改めて強調し、「非常に素早く始めることになる」と語った。山火事で重大な被害が出ているロサンゼルス近郊を近く訪問する意向も示したという。