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2025年2月7日、米ホワイトハウスで石破茂首相と会談したトランプ大統領=ロイター

 トランプ米大統領は7日、パレスチナ自治区ガザを米国が「所有」するとの提案について「急ぐ必要は全くない」と述べた。来週にもウクライナのゼレンスキー大統領と会談する可能性があることも明らかにした。

 7日、日本の石破茂首相との会談を前に、ホワイトハウスで記者団に答えた。ガザの全住民を域外に移住させた上で跡地を米国が所有するという自らの提案について、「非常に好評だ。米国はこれを不動産取引として見ている。我々はこの地域で投資家となるが、急ぐ必要はない」と語った。

 一方、ガザの再建に向けて米国が負担を被ることについては否定的な姿勢を強調した。「兵士は不要で、すべて他国が引き受ける。投資も他国が引き受けてくれる」との考えを示した。

 トランプ氏はロシアによるウ…

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