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トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が28日、ワシントンで会談した。ウクライナの希少資源に関する協定に署名する予定だが、会談冒頭から声を荒らげる激しい言い合いになった。
ゼレンスキー氏はいつものカーキ色のスウェット姿ではなく黒色のフォーマルな装いで到着した。会談の冒頭、記者団の前で、2014年に南部クリミア半島をロシアに違法に併合され、米欧が止められなかった経緯を話していたゼレンスキー氏に対し、同席していたバンス米副大統領が「米メディアの前でこれ(これまでの経緯)を裁こうとするのは失礼だ」と口火を切った。
バンス氏は「この会談を通して一度でも(米国の支援に)ありがとうと言ったか?」などと迫り、トランプ氏もゼレンスキー氏に「君は今、本当に良い立場にいない」「第3次世界大戦をけしかけているようなものだ」「君のところの兵士は不足している。それなのに停戦は望んでいないと言うのか」などとまくし立てた。
ゼレンスキー氏にとっては今回、自国への侵攻を続けるロシアに融和的な姿勢を示すトランプ氏をどこまで引き寄せられるかが焦点だが、雲行きは怪しくなった。
トランプ氏の2期目就任後…