ウーブン・シティについて発表するトヨタ自動車の豊田章男会長=2025年1月6日、米ラスベガス、配信画像より

 トヨタ自動車は6日(日本時間7日)、静岡県裾野市で建設中の実験都市「ウーブン・シティ」での次世代自動車開発に向けた実証実験を、2025年秋以降に始めると発表した。まずはトヨタ自動車関係者と家族ら100人が入居し、将来的には社外の実験参加者を含め約2千人が暮らす「まち」になる。

 米ラスベガスで7日(日本時間8日)に始まる技術見本市「CES」の一環で、豊田章男会長が現地で記者会見して明らかにした。トヨタがCESに参加するのは、豊田氏がウーブン・シティの構想を発表した20年以来5年ぶり。

 豊田氏は「トヨタの強みと、自動車産業以外の業界の強みを組み合わせることで、一社や一人では創りだせない新しい価値や製品、サービスをつくりだせる」と述べ、スタートアップ(新興企業)などに実験への参加を呼びかけた。

 実験には、すでに発表済みのNTT、ENEOS(エネオス)、リンナイに加え、ダイキン工業やダイドードリンコなど5社も加わると発表した。

 ウーブン・シティは、自動運…

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