韓国の俳優が日本のテレビドラマに出演したり、日韓をまたいだ映像作品の制作発表が相次いだりしている。日韓ドラマ急増のわけとは。また、そうした作品をつくる魅力や難しさとは。
二階堂ふみさんと韓国の若手俳優、チェ・ジョンヒョプさんの共演で話題を呼んだ、TBS制作のラブストーリー「Eye Love You」の中島啓介プロデューサーに聞いた。
- 日韓ドラマ、増加のわけは TBSやテレ朝が次々と韓国企業と提携
――「Eye Love You」を制作したきっかけとは。
「この10年ほどで、韓国ではすごく質の高いドラマが作られるようになった。そういう時にコロナ禍が起きて、自宅にいる間に、『梨泰院クラス』や『愛の不時着』などの韓国ドラマにはまった人がとても多かった。それに加えて、K―POPも人気、韓国料理屋も増えて、すごく『韓国が好きな日本』になりましたよね。ちょうど自分の周りでも日韓のカップルが増えていたのもあって、韓国ドラマに学びながら、日本人と韓国人のラブストーリーを作ってみてはどうかと会社に提案しました。2021年夏に企画書を書いて動き出しました」
――チェ・ジョンヒョプさんのキャスティングはどのように決めたのでしょう。
「まだ主役を演じる手前のポジ…