
13日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が537ドル下落した。値下がりは4日連続。トランプ米大統領は同日、欧州連合(EU)から輸入する全ての酒類に「200%の関税を間もなく課す」と自身のSNSに投稿した。貿易摩擦が激化するとの懸念が高まり、株式が売られている。
終値は、前日より537.36ドル(1.30%)安い4万0813.57ドルだった。4日間での下落幅は計2000ドル近くに達した。
トランプ氏が12日に発動した鉄鋼・アルミニウム関税に対して、EUは報復関税措置を公表。トランプ氏はこれに反発し、仏産ワインなどに200%の関税をかけると脅している。トランプ関税を震源地とする貿易摩擦の激化が、景気を冷やすことが懸念されている。