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 後発医薬品(ジェネリック)がある特許切れ先発医薬品の自己負担額が、今年10月1日から引き上げられる。「タミフル」や「ヒルドイド」といった薬も対象。高齢化などで増え続ける医療費を抑えるため、価格が安い後発薬の使用を促す狙いだ。厚生労働省は「先発薬の処方を希望すると特別の料金がかかる」として、周知を図っている。

 自己負担額が増えるのは、患者希望で処方する場合だ。医師が先発薬での治療が必要だと判断した時は、全額が保険適用対象となり、これまで通りの負担となる。具体的には、後発薬で副作用が生じる▽他の薬との飲み合わせが悪い▽薬の種類を切り替えないことが推奨されている▽施設入所者などで、他の薬と同封する必要がある――といった場合を想定している。薬局内に後発薬の在庫がない場合も負担は変わらない。

 後発薬と先発薬は同じ有効成分。ただ、材料が全て同じではなく、形や使用感が異なる。先発薬の飲みやすさや塗りやすさといった理由の場合は、患者希望となり自己負担が増える。

価格差の4分の1、保険対象外に

 引き上げの対象は、後発薬の…

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