ソニーグループが14日発表した2024年3月期決算(国際会計基準)は、売上高が前年比18.6%増の13兆207億円で、4年連続で過去最高だった。主要5事業のうち、ゲーム、音楽、映画、半導体の4事業で売上高が過去最高だった。主力のエンターテインメント事業が好調だったほか、円安も収益を押し上げた。
金融事業の減益が響き、営業利益は前年比7.2%減の1兆2088億円、純利益は3・5%減の9705億円だった。円安が営業利益を1400億円押し上げた。
プレイステーション(PS)5の23年度の販売台数は、当初計画の2500万台に届かなかったものの、前年を170万台上回る2080万台だった。PS5向けのソフトウェア販売が好調で、ゲーム事業の売上高は4兆2677億円と、初めて4兆円を超えた。
音楽事業は、手がけた楽曲が…