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ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ドイツで14日から始まる「ミュンヘン安全保障会議」で米国のバンス副大統領らと会談すると明らかにした。ロシアの侵攻をめぐって早期停戦を目指す米トランプ政権に対し、ゼレンスキー氏はウクライナの安全の保証が「大前提」だと訴える。ロシアとの直接交渉の前にウクライナ側と停戦計画で合意するよう求めるとみられる。
ゼレンスキー氏は10日、記者団に対し、ミュンヘン安保会議の前にウクライナを訪問する米国代表団と協議したうえで、バンス氏らとの会談に臨む考えを表明。「意見は異なるかもしれないが、いかにプーチン(ロシア大統領)を止めるか、ウクライナの安全をどう保証するかで共通の見解を持つことが重要だ」と述べた。
安保会議には、米国のルビオ国務長官や、政権でウクライナ・ロシアを担当するケロッグ特使も出席する。一方でトランプ大統領は11日、SNSへの投稿で、ベッセント財務長官がウクライナを訪問し、ゼレンスキー氏と会談することも明らかにした。
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「安全の保証」停戦協議前に
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