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ウクライナのゼレンスキー大統領が3日、米国と英国での外交日程を終え、帰国した。一連の言動からは、ロシアの全面侵攻を受けるウクライナとして、絶対に譲れない一線が浮かび上がる(時間はすべて日本時間)。
- 決裂会談でゼレンスキー氏が得たもの
2月28日午前7時59分。ゼレンスキー氏を乗せたとみられるエアバスA319が、米ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に到着した。
その時間(ウクライナ時間の夜)、毎日恒例となっているビデオ演説はなかった。翌日の「大勝負」に向けて、入念な準備をしていることがうかがえた。
米国での「決裂」
翌1日午前1時20分ごろ。ゼレンスキー氏はホワイトハウスに着いた。トランプ米大統領に出迎えられ、握手をする。
ゼレンスキー氏はここで、希…