
スーパー銭湯が好きな人はスポーツ観戦も好き――。東北経済産業局が職員を対象にアンケートした結果、そんな傾向があることがわかった。そこで、スーパー銭湯に行けば、お得にスポーツ観戦ができるキャンペーンを試しに始めた。意外な相関関係は商機に結びつくだろうか。
アンケートは東北経済産業局が作成。「プロ野球に関心がある」「休日は家でゆっくりしたい」「温泉によく行く」などスポーツと日常の行動に関する設問に「はい」「いいえ」などの選択肢で回答する形式で、質問数は計200に及んだ。
東北経済産業局は職員122人を対象にアンケートを実施し、うち90人が有効回答を寄せた。二つの回答の関連度が高ければ高いほど数値が1に近づく「相関係数」を調べたところ、スーパー銭湯に行くとの回答と、スポーツ観戦に友人と行くとの回答では0・42、同僚と行くとの回答では0・46に上り、相関があると評価したという。
理由を分析すると、スーパー銭湯も、スポーツ観戦も「友人と行く」場合がある点で、同じ人が二つの回答を導きやすいとみられることがわかったという。
そこで、東北経済産業局は、仙台市のスーパー銭湯「アクアイグニス仙台」(若林区)、「愛子天空の湯そよぎの杜」(青葉区)、「ゆ~とぴあ仙台南」(太白区)のほか、プロバスケットボールチーム「仙台89ERS」と協力。3日から4月26日までの期間限定でキャンペーンを始めた。
「ジムに行っている」と「バイクに乗る」にも相関
期間中は、いずれかのスーパ…