立山の室堂平で雪を掘り、積雪調査をする富山大学の学生ら。ブロック状の雪を掘り出し、一つずつ外に運び出していた=2024年4月15日午後4時4分、富山県立山町、植松佳香撮影
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 標高2450メートル。立山連峰を望む富山県の室堂平で年に1度、スコップを使い雪を掘り進める学生たちがいる。富山大学理学部による「立山室堂平積雪調査」だ。雪から分かることとは?

 調査が行われたのは「立山黒部アルペンルート」の室堂ターミナル近く。理学部の青木一真(あおきかずま)教授(大気物理学)と島田亙(しまだわたる)准教授(雪氷物理学)を中心に4月中旬、学生ら15人で雪を掘った。

 立方体のような雪のかたまりを掘り出し、階段状に掘り進めてバケツリレーの要領で雪を外に出す。記者も参加したが、想像以上に雪が重く驚いた。青木教授は「1つ10キロくらいあるのでは」。

 今回掘った雪の深さは514…

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