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スポットワーク(スキマバイト)の仲介アプリ事業者が相次いで参入したことで、労働基準法違反になりかねない事例が出てきた。アプリ事業者は自社アプリの利用に制限を設けて「労務管理」しやすい仕組みを整えるが、生活のために利用する人も少なくないため複数アプリを活用する動きは広がりつつある。
東北地方に住む40代の男性は、複数のスポットワークのアプリを使って働いた経験がある。使い始めたのは2023年11月ごろ。知人の運送業を手伝っていたが、コロナ禍で仕事が減ったことがきっかけだった。
勤務後すぐに賃金が入るスポットワークは、男性の生活の糧だった。一つのアプリでは、1日1回しか働けない制限があり、より多く働いて収入を増やすために複数のアプリに登録したという。午前と午後で別のアプリから仕事を引き受けた。
慣れてくると同じ仕事を繰り…