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奈良県五條市野原西1丁目の市観光交流センター内に14日、「フルーツスイーツ工房&cafe果菓欧(かかお)」がオープンした。同市西吉野町で柿やいちごなどを栽培する西岡農園が運営する。
看板メニューは、奈良生まれのブランドイチゴ「古都華(ことか)」をふんだんに使った「果菓欧のいちごパフェ」(1320円、価格はいずれも税込み)。飲料はコーヒーや紅茶のほか、農園産の果物でつくったジャム入りの紅茶「自家農園フルーツティー」(いちご、モモ、ブルーベリー各480円)もそろえている。
カフェに併設された工房では、フリーズドライ加工した果物にホワイトチョコレートを染み込ませたスイーツ「白い果菓欧」(いちご、キウイフルーツ各1袋950円)を製造しており、店頭で販売している。飲み物を注文した客には試食品として提供するという。
西岡農園は今年1月から市観光交流センターの指定管理者になっており、観光案内所としての機能も拡充する。
奈良時代の建立と伝わる栄山寺と御霊神社、南北朝時代に後醍醐天皇が京都から吉野に逃れる途中に立ち寄った賀名生(あのう)皇居跡、城下町の風情を色濃く残す新町、柿の実を模した特徴的な外観の柿博物館など、市内の主要観光スポットを詳しく説明した地図つきの年表が掲示されている。
西岡農園代表の西岡英史さんは「農薬の使用を最小限に抑えて有機肥料や堆肥(たいひ)を使い、適熟収穫をしています。県内外からのお客さんに、うちの農園で採れた栄養価が高く新鮮なフルーツを存分に味わっていただきたい」と話している。
営業時間は午前9時~午後4時。水曜定休。