隣接して立つシャープ堺事業所と堺ディスプレイプロダクトの建物。奥は堺ディスプレイプロダクトの工場=2024年5月3日午前、堺市、朝日放送テレビヘリから、白井伸洋撮影

 シャープがテレビ向けを中心とした大型液晶パネルをつくっている堺工場の生産を停止する方針を固めたことが13日、分かった。赤字が続いており、継続は難しいと判断した模様。14日に発表する中期経営計画に盛り込む可能性が高い。

 堺工場は、シャープの子会社「堺ディスプレイプロダクト」(SDP、堺市)が運営する。SDPは中国メーカーなどとの価格競争で採算が悪化。設備の減損などを迫られた結果、シャープは2023年3月期に2608億円の純損益の赤字に転落した。

 SDPは23年12月期決算…

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