通勤・通学や買い物などの新しい足として、全国でシェアサイクルが広がっている。街中に貸し出しや返却ができる拠点「ポート」が増え、シェアサイクルの電動アシスト自転車をよく見かけるようになった。
国土交通省によると、全国でシェアサイクルを導入している自治体は366都市(2022年度)。そのうち、本格実施しているのは305都市で、社会実験として実施しているのが61都市。ほかに検討中も397都市あり、さらに広がりを見せている。
借りたのと同じ場所に返すレンタサイクルと違い、会員登録すれば24時間、複数あるポートに返せる。ポートの場所や自転車の空き状況などをスマートフォンで確認でき、予約や鍵の解錠、支払いもスマホなどで済む。料金は地域によって異なり、最初の30分が百数十円などの設定だ。月額や1日パスなど定額制もある。
ここ数年で爆発的に増加
街の回遊性向上などを目的に…