藤原正明サントリーホールディングス株式会社 常務執行役員 サステナビリティ経営推進本部長

「朝日地球会議2024」オンラインセッションから

 「対話でさぐる 共生の未来」をメインテーマに10月下旬に開かれた「朝日地球会議2024」のオンラインセッションの一つ、「ペットボトルの持続可能な未来を目指して」では、会議を特別協賛するサントリーホールディングスの藤原正明・常務執行役員サステナビリティ経営推進本部長が講演した。主な内容は以下の通り。

  • 朝日地球会議2024 視聴申し込みはこちらから(12月31日まで)

 我々は自然の恵みの原料である水をもとに、潤い、豊かさ、新価値を提供します。「人と自然と響きあう社会の実現へ」というビジョンを掲げ、実現に向けて取り組みを進めます。

 ペットボトルは、利便性と環境面を含めて、非常に有用な素材です。日本のリサイクル率は87%と高く、資源として有効活用されています。ただ、使用済みペットボトルを新しいペットボトルに生まれかわらせる水平リサイクルの割合は29%にとどまります。

 ペットボトル以外へのリサイクルは化石燃料を使いますが、「ボトルtoボトル」ではそれがなく、二酸化炭素の排出量を約60%削減できます。

 サントリーでは100%リサイクルのペットボトルが53%を占めますが、2030年には100%にする目標です。

 自治体や企業と連携し、消費者の分別意識向上にも努めます。小中学校で啓発に取り組み、業界の垣根を越えて水平リサイクルの認知を広げる協業を始めました。

 こうした活動を通じて、サステイナビリティーをキードライバーとしたイノベーションを推進していきます。

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