コンゴ民主共和国東部の都市ゴマで2025年1月26日、荷物を抱えて避難する人たち=ロイター

 コンゴ民主共和国東部の主要都市ゴマを制圧した反政府武装組織「3月23日運動(M23)」をめぐり、国連のラクロワ事務次長(平和活動担当)は27日、隣国のルワンダ軍がゴマでM23を支援している、と述べた。M23とコンゴ軍などによる戦闘は続いており、AFP通信によると、27日には計22人が死亡した。

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 M23をめぐっては、これまでも国連や欧米諸国などからルワンダ軍の関与が指摘されてきた。ラクロワ氏は記者会見で、ルワンダ軍がゴマにいることは「間違いない」としたうえで「軍の人数を正確に伝えるのは難しい」とした。

 別のコンゴ駐在の国連高官は記者会見で、ゴマのある北キブ州の人口約300万人のうち、すでに約100万人が避難を強いられている、と説明。M23による銃撃や砲撃によって、ゴマでは「新生児や妊婦を含む民間人が死亡または負傷した」と語った。

29日に首脳会議を予定

 AFPは27日、ゴマの病院…

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