キオクシアのロゴ

 半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)が、10月に予定していた東京証券取引所への株式上場の延期を決めたことが24日、わかった。関係者によると、半導体関連株の下落などから、近く決定するはずだった上場時の公開価格が想定を下回ると判断した模様だ。

 キオクシアHDは8月23日に東証に上場申請し、近く承認される見通しだった。引き続き2024年度内の上場を目指すとみられるが、メモリーの市況などをにらみつつ再検討する構えのようだ。

 関係者によると、半導体関連企業の株価が世界的に下落していることや、生成AI(人工知能)に関連した需要がキオクシアHDの製品にとって追い風になるか見通せないことなどから、投資家の評価は上向かず、公開価格が同社の想定を下回りそうな情勢だったという。

 キオクシアHDは20年にも…

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