レギュラーガソリンを給油する人=長野市内、小室浩幸撮影

 ガソリンスタンド(GS)同士がカルテルを結んでいた疑いがあるとして、公正取引委員会は18日、長野市にある長野県石油商業組合に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で立ち入り検査に入った。この組合に加盟する複数のGS関係者は朝日新聞の取材に、組合加盟の同業者からガソリン価格を事前に知らせる電話がかかってくることがあると証言した。

 「来週の何曜日から、いくら値段が上がります、下がりますという連絡が回ってくるんです」。県内のGSに勤務する男性は今月、取材にこう語った。

 男性によると、電話は同業他…

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