パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの停戦と人質解放をめぐる交渉が山場にさしかかっている。20日の就任前の合意を望む米国のトランプ次期大統領側からの働きかけを受けて交渉が前進した形で、14日も詰めの協議が続いている。
米国、エジプト、カタールが仲介する交渉は、今年1月に入ってカタールの首都ドーハで続いてきた。ロイター通信によると、仲介国は13日、合意に向けた最終草案をイスラエルとハマスに示した。
2023年10月にイスラエルを奇襲したハマスは今も約100人の人質をとっているとみられている。ロイター通信やイスラエルメディアがイスラエル当局者の情報として報じたところでは、合意が成立した場合、第1段階でハマスが子どもや女性、女性兵士、高齢者ら33人の人質を解放する。
イスラエル側はこのうちの大…