パレスチナ自治区ガザ中部デイルアルバラにある避難民のキャンプで2025年1月14日、イスラエルに空爆された現場を見る人たち=ロイター

 パレスチナ自治区ガザの停戦と人質解放をめぐる交渉について、ブリンケン米国務長官は14日、「最終合意の寸前までこぎ着けた」との認識を示した。仲介国がイスラエルとイスラム組織ハマスに示した最終草案について、「ハマスが受け入れれば、合意して実行される」と強調。イスラエルも同様の姿勢を示しており、ハマス側の出方に注目が集まっている。

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 ブリンケン氏は14日、ワシントンで開かれた米シンクタンクの会合で演説し、交渉のボールはハマス側にあると強調した上で、「数時間、あるいは数日以内」に合意がなされる可能性があるとした。イスラエルメディアによると、同国のネタニヤフ首相は14日、人質の家族と会談し、交渉の現状について「ハマスの回答があればすぐに(停戦と人質解放を)開始できる」と説明したという。

 停戦交渉をめぐって詰めの調…

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