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2025年2月24日、米ホワイトハウスで握手するトランプ米大統領(右)とフランスのマクロン大統領=ロイター

 トランプ米大統領は24日、メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税をかける措置について、「予定通りに進んでいる」と述べた。両国への関税はいったん実施を猶予しているが、3月4日に猶予が切れれば発動をためらわない姿勢を示した。両国にさらなる譲歩を迫る狙いとみられる。

 マクロン仏大統領との会談後、共同記者会見で質問に答えた。「関税に関しては、非常に速く進んでいるようだ」とも語った。

 カナダとメキシコに対してトランプ氏は、合成麻薬や不法移民の米国流入を食い止める対策が不十分だとして、2月1日に25%の関税をかける大統領令に署名。4日に発動予定だったが、直前に両国首脳から国境対策の強化の提案があり、発動を1カ月猶予していた。

 今回の発言は、さらなる提案…

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