今年7月のオールスター戦で、パ・リーグの選手たちを迎えるオリックスの中嶋監督(中央)

 オリックスの中嶋聡監督が今季最終戦となった6日の楽天戦後に、今季限りでの退任を自ら明かした。

 20年のシーズン途中に2軍監督から監督代行に就き、正式に監督となった2021年からリーグ3連覇。22年は日本一に導いた。今季は5位に沈んだが、実績は申し分ない。球団は続投を前提にしていたので、「電撃退任」と言える。

 4連覇をめざしたチームが苦しんだ最大の原因は打線だ。広島からフリーエージェントで加入した西川龍馬や昨季首位打者の頓宮裕真ら、中軸と期待した選手が振るわなかった。さらに、好調な選手がけがに見舞われる不運も続いた。

 監督が退任の理由として挙げ…

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