小林製薬の紅麴(こうじ)サプリメントによる健康被害問題を受け、香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が同社に対し、問題発覚時の取締役全7人を訴えるよう要求していることが3日、分かった。会社に与えた計100億円超の損害の賠償を求めることを主張しているという。

 オアシスは「物言う株主」として知られ、11月19日までに小林製薬の7・54%の株式を所有。小林製薬によると、創業家の小林一雅元会長と小林章浩元社長、山根聡現社長、一橋大名誉教授の伊藤邦雄氏ら社外取締役4人の計7人を提訴するよう監査役4人に求める文書を、11月22日に送ってきたという。

 会社が訴えを起こさない場合…

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