朝日新聞の取材に応じるウクライナのポドリャク大統領府長官顧問=2024年5月8日、キーウ、藤原学思撮影
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 ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府長官顧問が8日、キーウ市内で朝日新聞の取材に応じ、全面侵攻を続けるロシアとの現時点での停戦交渉の可能性を否定した。前線でウクライナが主導権を握らない限り、「公正な平和」は訪れないと強調した。

 ポドリャク氏はゼレンスキー大統領の最側近の一人で、情報発信や危機管理対応を担っている。

  • ポドリャク氏インタビューの一問一答

 停戦交渉の条件について、ゼレンスキー氏はロシア軍の撤退や正義の回復といった10項目の「平和の公式」が軸になると繰り返してきた。

 ポドリャク氏は「交渉のテーブルにつくという幻想を抱かないでほしい」と主張。ロシアがすでに占領したウクライナ領を維持できると考えている以上、仮に停戦しても「終わりなき戦争」が待っているだけだと説明した。また、ウクライナ社会はそれを理解していると語った。

 「平和の公式」以外でウクラ…

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