ロシア西部トベリ州当局は18日未明、州西部のトロペツ市がドローン(無人機)による大規模な攻撃を受け、知事が住民の「部分的な避難」を決めたと明らかにした。防空システムが稼働し、消火活動が続いているという。市内にあるロシア軍の最新鋭の弾薬貯蔵施設が攻撃されたとの見方が広がっている。
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SNSには、暗闇の中で轟音(ごうおん)とともに空に巨大な火の玉のような煙が立ち上る映像が相次いで投稿された。ロイター通信は、米航空宇宙局(NASA)の衛星が付近で数カ所の熱源をとらえたと報じた。知事は「住民には死者や重傷者はいない」としている。
トロペツ市はモスクワの西約370キロで、ベラルーシ国境まで約100キロの位置にある。
地上発射型の弾道ミサイルを貯蔵か
ロシア国防省は同日、前夜か…