米マイクロソフト(MS)の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を搭載したパソコンなどが世界各地で相次ぎ異常停止した問題で、同社は20日、不具合の影響を受けた端末は推定850万台に上ると発表した。全体の1%未満というが、重要なサービスを提供する企業が、異常の原因となった米企業のセキュリティーソフトを導入していたため、経済的・社会的に大きな影響が出たとの見解を示した。
- トラブルは世界各地に影響 Windows異常停止
障害が発生したのは日本時間19日昼ごろ。航空や医療、金融など幅広いサービスに影響が及んだ。米大手「クラウドストライク」のセキュリティー対策ソフトを導入したパソコンなどに障害が発生し、同社は19日、自社のソフトのアップデートに欠陥があったと発表した。カーツ最高経営責任者(CEO)は同日、米NBCの番組で、「今回の障害について、私たちの企業と関わりのある顧客、旅行者、そして影響を受けた全ての人たちに深くおわびする」と述べた。
航空業界では航空会社のチェ…