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起業家イーロン・マスク氏らが、対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を運営する米オープンAIを総額974億ドル(約15兆円)で買収する提案をしたことが明らかになった。米ウォールストリート・ジャーナル紙が10日報じた。オープンAIが営利部門が主体の組織への転換を図るなか、こうした動きを防ぐ狙いがあるとみられる。
報道によると、マスク氏やベンチャー投資家らが同日、オープンAIの非営利部門を買収する提案を同社の理事会に出した。マスク氏は書簡で「オープンAIがかつてのように、オープンソースで安全性に焦点を置いた体制に戻る時だ」と指摘したという。オープンAIは、非営利部門が営利部門を所有する構造になっている。
オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は10日、X(旧ツイッター)の投稿で「ノーサンキュー、でもあなたが望むならツイッターを974億ドルで買収する」と反論。マスク氏はXの投稿で、アルトマン氏の議会証言の動画と共に「Scam Altman(いかさまアルトマン)」と書き込むなど、敵対的な姿勢を強めている。
アルトマン氏とマスク氏らは…