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 パレスチナ自治区ガザでの戦闘開始から1年、中東全体に危機が広がっています。イランから弾道ミサイルなどで攻撃を受けたイスラエル国内には、「敵国」の脅威を取り除くため、イランの核関連施設への攻撃を辞さないとの強硬論が根強くあります。

 安全保障上の後ろ盾の米国のバイデン政権は、イスラエルの報復を認めつつも、核関連施設や石油施設への攻撃に否定的な態度を示していますが、もしイスラエルが核関連施設を標的に選んだ場合、どんなシナリオが待っているのか。イスラエルの核問題に詳しい米ミドルベリー国際大学院モントレー校のアブナー・コーヘン教授に聞きました。

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 ――イランからミサイル攻撃を受けたイスラエル国内で、イランの核関連施設を名指しして報復攻撃すべきだという強硬論が出ています。どう考えますか。

■イスラエルは、イランの核開…

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