イスラエル軍がイランに対して26日に仕掛けた報復攻撃をめぐり、欧米のメディアが衛星写真の分析を元に、イラン国内の複数箇所でミサイルの製造施設などが被害を受けたと報じた。イスラエルは攻撃当時、「軍事施設に標的を絞った正確な攻撃を行った」と発表していたが、その主張が裏付けられた形だ。
記事の後半では、攻撃前後の衛星写真が比較できます。
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AP通信は29日、イラン北部セムナン州で弾道ミサイルの製造施設が被害を受けたとの記事を配信した。民間企業が撮影した衛星写真を分析した結果、大型の建物が破壊され、骨組みだけになっているのが確認できたという。施設は、最高指導者ハメネイ師直属の軍事組織・革命防衛隊によって運営されている、としている。
この建物は土の壁で囲まれており、英シンクタンク国際戦略研究所の専門家はAPに対し、高性能の爆薬をここで扱っていた可能性があり、(ミサイルに使う)推進燃料の調合などが行われていた可能性が高いと語った。建物のそばに並ぶ大型の箱には、弾道ミサイル用のモーターが入っていたとみられるという。
■核開発との関連指摘された施…