写真・図版
レバノン首都ベイルート南部で2022年1月、演説するヒズボラ幹部のサフィエディン師=AP

 イスラエル軍は22日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの後継指導者とみられていたサフィエディン師の死亡を確認したと発表した。約3週間前にベイルート南部にあるヒズボラ諜報(ちょうほう)本部を狙った空爆で他の幹部らとともに死亡したという。ヒズボラの指導部にはさらに打撃となった。

  • 最高指導者・ナスララ師はどんな人物か イスラエルが殺害を発表

 イスラエル軍の声明によると、サフィエディン師は9月に殺害された最高指導者ナスララ師のいとこで、ヒズボラの意思決定機関であるシューラ評議会のメンバーだった。ナスララ師との関係から、ヒズボラの意思決定に大きな影響力を持っており、イスラエルに対する攻撃を指示するなどしていた。

 空爆されたヒズボラ諜報本部にはサフィエディン師のほか、諜報本部司令官らも含めて25人以上がいたとしている。

 ロイター通信によれば、サフ…

共有