写真・図版
2024年10月28日、イスラエルによるイランへの報復攻撃を受け、米ニューヨークの国連本部では国連安全保障理事会が緊急会合を開いた=国連提供

 国連安全保障理事会は28日、26日のイスラエルによるイランへの報復攻撃を受けて緊急会合を開いた。イスラエルが正当性を主張するかたわら、イランなどは国際法違反だと非難した。多くの国は緊張緩和を呼びかけたが、対立は深まる様相を見せている。

  • イラン最高指導者、今後の作戦明言せず イスラエル「弱い」と非難も

 会合前から予想されていたように、米ニューヨークの議場では非難の応酬が展開された。ロシアや、安保理でアラブ諸国を代表するアルジェリアはイスラエルだけでなく、イスラエルを軍事支援している米国なども批判した。ロシアのネベンジャ国連大使は「イスラエルを支えている国々は(攻撃を回避するよう)説得しなかっただけでなく、はっきりとまたは間接的にイスラエルは(攻撃を)実行する権利があると述べた」と責めた。

 イランのイラバニ国連大使も…

共有